フコイダンの理解を進めていく中で「フコース」という言葉が出てきます。
成分に関する専門性の高い内容のことなので、何のことなのか知りたいと思いつつも難しいなと感じたりしませんか?
実際そこまで詳しく知る必要性はあるのだろうか?など、こういった疑問を解消させていきましょう。
この記事ではフコイダンのしくみとなるフコースについて分かりやすく解説していきます。
フコイダンの成分に関する知識のおさらいや、これから理解をしていきたい人はご覧ください。
当サイト「南太平洋からの贈り物」ではフコイダンを正しく理解して高品質なフコイダンを選ぶための情報をやさしく解説しています。
オンラインショップはトンガ王国産フコイダンの専門店になります。
目次
フコイダンのしくみ!フコースの重要性をやさしく解説【成分構成】
フコースについて理解を深めるには、順を追っていくとわかりやすいです。
例えば大きな森を眺めながら、少しづつクローズアップして一本の木の枝葉に焦点をあてていくイメージです。
フコースを木に例えるなら、フコイダンという森を構成する一本の木と言えます。
フコースとは
フコースとはフコイダンを構成する主成分です。
フコースそのものは自然界に存在する単糖のひとつで、フコイダンの構造に欠かせないものです。
モズクなどの海藻(褐藻類)にはネバネバ(ヌメリ成分)がありますよね。
このヌメリ成分の中にフコイダンが含まれていることはすでにご理解しているかと思います。
(まだよくわからない場合はこちらでおさらいできます)
海の恵みフコイダン、希少な天然成分とは【南太平洋からの贈り物】
そしてこのフコイダン、さまざまな単糖が連なりあった多糖として構成されています。
- フコース
- キシロース
- ガラクトース
- ウロン酸
- マンノース(褐藻類による)
上記のようにフコイダンとはフコースを主要とした多糖類によって構成されています。
この構成が意味することとして、単糖それぞれの分子が結合された状態がフコイダンを構成しているわけですね。
フコイダンは高分子多糖類ということになります。
ちなみにモズクやワカメ、コンブなど原料による顕著な違いはないとされています。
このあとフコイダンの効能を理解するうえで、このフコースの構成がポイントになります。
機能を発揮する大切な条件
フコイダンに期待される高い機能性を発揮するには、上記のフコイダンを構成する多糖類の構造がバランス良く整っていることが条件です。
一定以上の結合された分子構造が必要だということです。
これを「硫酸基」を形成している状態といいます。
フコイダンの特徴であって硫酸基が形成されているからこそ、水分を保持するためにネバネバやヌルヌルとした状態を作り出すことができています。
フコイダンが注目される理由は、他の多糖類にはないその高い機能性です。
代替医療界だけでなく美容液などのビューティ系コスメでも大々的に宣伝されている部分です。
肌保水のほか、粘膜を保護したり炎症を抑えたり、免疫力を活性化させて自然治癒力をアップさせる、というフコイダンの有用性のめやすとなるのは次のとおりです。
まとめて言葉で並べると、やや理解しにくくなりますね。
これはフコースで説明したように、フコイダンを構成している状態のことを言い表しています。
硫酸基の結合含量が13%以上
リュウサンキ の ケツゴウ ガンリョウ が 13パーセント
専門的にいうと「硫酸化フコースの割合」です。
これはフコイダンの有効な成分が保たれた状態を表します。
お気づきかもしれませんが、これは海藻からフコイダンを抽出したあとの機能性を保つために必要とされる規格値です。
フコイダンに期待されている高い機能性を発揮できることを示すたいへん重要な数値であるということです。
フコイダンが配合された製品を選ぶときの判断基準になってきますので、しっかり覚えておいてください。
成分についての詳しい解説はこちらをご覧下さい。
フコイダンの成分とは?これは覚えておくべき3つの条件【成分解説】
フコースで大切なこと【まとめ】
フコースについてざっくりと理解できたとしても、いざサプリメントなどを選ぶときに判断できるのか?という心配もあります。
特にフコイダン配合のサプリメントは価格帯も幅広く、それぞれのアピールポイントが異なるため判断に迷うことが懸念されます。
そんな時は、こう思い出して下さい。
フコイダンには機能性を発揮するための条件が決まっている、と。
成分に関する情報がどの程度わかりやすく説明されているかというのも判断材料の一つになりますので、そのときに参考にして頂ければと思います。
そしてその効果を期待するためには基準となる規格値を達成していること。
いずれにしてもフコイダンに関する情報は限られていますので、知識として一度でも覚えてしまえば製品選びで迷うことも少なくなります。
正しい知識を持って正しく期待できることは大切なことです。
それでは、今回は以上になります。