アカモク栄養素フコイダンとフコキサンチンが驚きの理由【成分解説】

テレビでも話題になってスーパーフードと呼ばれる「アカモク」。
なぜアカモクは何度も話題になるほど注目されたのでしょうか。
それは極めて貴重な天然成分「フコイダン」と「フコキサンチン」を含有しているからです。
この記事では、フコイダンとフコキサンチンについてやさしく解説します。

驚きの栄養素である理由のほか、注意点などの情報をまとめました。
アカモクがスーパーフードと呼ばれる理由をぜひお確かめください。

なお、天然成分フコイダンについては本サイトのメインテーマです。

アカモク栄養素フコイダンとフコキサンチンが驚きの理由【成分解説】

海藻であるアカモクが持つ栄養素の中で、もっとも注目される成分は２つあります。
「フコイダン」と「フコキサンチン」です。
健康に良くて機能性の高い成分はアカモクが持つ魅力と言えます。

フコイダンの持つ限りない力

「フコイダン」とはモズクや昆布などに含まれる成分で、ねばねばとしたヌメリ成分です。
このヌメリ成分には、海藻が激しい潮流の中で傷ついてしまった部分を修復する自己治癒力が備わっています。
引き潮で外気に触れた際の乾燥を防いだり、細菌から身を守るバリア機能があります。

フコイダンは海藻特有の水溶性の食物繊維です。
アカモクはこの「フコイダン」を豊富に含んでいます。
水溶性の食物繊維は人間の防衛機能を回復して、免疫力を正常化する働きが明らかにされています。
これがフコイダンが注目される理由のひとつです。

フコキサンチンの可能性は未知数

「フコキサンチン」とは「フコイダン」に含まれるとても希少な成分です。 褐藻類に特徴的に含まれる天然の色素で、赤褐色の元がフコキサンチンです。
非常に強い機能性があるとされていますが、希少な成分「フコイダン」の中のさらにわずか１％程度しか含まない超希少な成分が「フコキサンチン」なのです。
抗肥満作用や抗糖尿病作用、美肌作用など様々 な効果が期待されます。
またフコキサンチンには腫瘍細胞のアポトーシスを誘導する作用があることが、近年明らかになっています。
※アポトーシス誘導とは：抗がん活性作用のこと

同じ海藻のモズクと比べると、アカモクには２倍ほど多くのフコキサンチンが含まれていて、海藻の中で最も多く含まれています。
アカモクはフコキサンチン が豊富であると言えますが、極めて希少な成分であって簡単に摂取できるような栄養素ではないことは認識しておくべきです。

褐藻類＞フコイダン＞フコキサンチン

研究の歴史メモ

フコイダンは色素(フコキサンチン)が含まれた成分を全体として研究が進められていました。
フコキサンチンは当初あまり注目されていなかった色素です。
それよりもフコイダンの効果効能に期待が高まっていました。
フコイダンが重要視されていたことのひとつとして、癌に対するアポトーシス作用があります。
しかしフコイダンの研究が進むにつれてフコキサンチンにアポトーシス誘導作用があることが明らかになりました

【悲報】フコイダンとフコキサンチンを摂取するためのハードルは高い

機能性の高い成分「フコイダン」と「フコキサンチン」を含むアカモク。
スーパーフードとしての地位を確立しているアカモクですが、たくさん食べればこの栄養素を摂取できるかというと、そう簡単な話ではないのが現実です。

この２つの成分は海藻にわずかにしか含まれていません。
とくにフコキサンチンはとても希少なのは前途したとおりです。
しかも期待される各機能性は西洋医学において、科学的に証明されているわけではありません。
高い機能性を発揮させるには健康食品として摂取するなど工夫が必要になってくるのです。

栄養価の高い海藻であることは事実

フコイダンとフコキサンチンの機能性を活かすのは大変。。
とはいえ、ミネラル豊富なアカモクはネバネバ、シャキシャキとした食べるだけでも美味しくて栄養価が高い海藻であることは事実です。
アカモクの栄養素は、目的に応じて食べ方や摂取の方法がちがってくると覚えておくことが大切です。

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